子どもの発達に不安を抱える方向け自治体の療育プログラム体験談

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3歳児の療育体験を紹介します 療育
この記事は約13分で読めます。

子育てをしていると、

「自分の子どもは言葉が出るの遅いのではないか」

「他の子と比べて発達が遅れているのではないか」

こんな不安を感じること、ありませんか?

実は我が家でも長男を育てる中で、同じような不安を感じておりました。

そんな不安を感じる中で、

我が家では自治体主催の療育を受けるという選択肢を取りました。

現時点では、診断を受けた後、療育のお試しプログラムのようなものを受けたところです。

来年度から本格的な通園療育が開始されます。

療育のお試しプログラムを受けただけでも、色んな事を気づきを得ることが出来ました。

本記事では、私達が療育を通じて感じたこと、学んだことをお伝えします。

こんな人に読んで欲しい
  • 子どもの発達に不安を感じているパパママ
  • 発達に凸凹のある子どもへの接し方に悩んでいるパパママ
  • 療育ってどんなものか知りたいパパママ

臨床心理士さんや療育で見てくださった保育士さんの意見を踏まえて、

下記のようなことを知れる記事に仕上げております。

この記事で知れること
  • 発達に悩んだ場合の相談先
  • 長男を題材にした療育を通じて学んだこと
  • 長男と同じ特性を持つお子さんの接し方
  • 療育のイメージ

発達に悩みのある方にとって、

療育プログラムや相談へ進む勇気づけや、

子どもとの関わりのヒントになれば幸いです。

長男の発達の特性紹介

療育に進む前の診断では発達障害と診断を受け、区分は「B2」というものでした。

いわゆる「療育手帳(愛の手帳)」を発行してもらえるという認定です。

ADHDなど、よく見る英字での診断はまだ時期尚早ということで、

その診断はされなかったです。

2歳10ヶ月で受けた診断は「発達年齢1歳5ヶ月」というものでした。

長男の特性はこんな感じです。

  • 数字やアルファベットが好き
  • 視覚優位
  • 大勢の人がいるところが苦手
  • イレギュラーなことが起きるのが苦手石
  • 橋を叩きまくって渡る(超慎重)
  • 新しい靴や帽子は嫌がって履かない
  • 一度癇癪を起こすと言葉ではどうにも出来ない

療育お試しプログラムの内容

プログラム自体は下記のような内容でした。

我が家の場合はプログラムを受ける前に、

医師の診断や臨床心理士と、療育に対する考えのインストールや、

子どもへの接し方を相談してました。

療育お試しプログラム
  • 1回目
    初回オリエンテーション
    • 療育プログラムの説明や保護者への宿題の説明

  • 2回目~4回目
    集団プログラム(3人)
    • 親と離れて過ごす(2時間ぐらい)
    • 親は別室でモニターで観察&心理士から説明聞く

  • 5回目
    保護者教室
    • 保護者の学びの会
  • 6回目
    まとめの面談
    • 療育で見えた子どもの特性や接し方の共有
    • 親と臨床心理士との感想の共有
    • 今後の方針の相談

療育で学んだ発達障害を持つ子どもへの接し方

重要なのは「見立て」と「自己肯定感」

我が子の特性を鑑みて、

まずは「見立て」と「自己肯定感」というキーワードを学びました

「見立て」は「構造化」という言い方でも使われているようです。

見立てのポイント

  • 物事の見通しを子どもと共有すること
  • 普段と違うことが見えているなら、視覚的に共有すること
  • 日常生活における動作を手順化すること
  • 手順化してルーティン化していくこと

自己肯定感のポイント

  • わずかな勇気を見逃さないで、気づいたことを伝える
  • 行動を褒める、認める
  • 上記を色んな場所で繰り返し、子どもが勇気を出せる場所を増やす

何故、見立てと自己肯定感が重要なのか

我が子の特徴を踏まえると、こういう理由で大事との事でした。

  • 日々の行動の見通しが立つことで、安心感を与えられる
  • 予測不能なことが起きるとパニックになりやすいので未然に防ぐ
  • 石橋を叩いて渡るタイプの子どもなので、勇気づけが重要
  • 褒めることで、自分がチャレンジしても良いんだという安心を与える

実際に使う場面

具体的な日常生活での活用方法も教わり、実際にこういう風に実践してます。

  • お出掛けの際に行く場所を伝える
  • 普段と違う場所に行くときにはWebサイトや写真を見せて伝える
  • イベントへ行く際にはサイトなどを見せてイメージさせる
  • 何か小さい声で話しているときは、聞き取れた内容を繰り返してあげる
  • 見知らぬ場所では好きな数字などを見つけて伝えて安心感を与える

日常でも実際に試して現状上手くいっている

  • 長男の場合、見通しが立つまではかなり慎重になっていることが分かった
    • 逆に言うと、見通しが立つと上手く色々こなせるし、意欲的になるのは事実ある
    • 見通しは自分で立てるのが難しいので、視覚的に伝えてあげるとよりよい
  • 見通しが立って成功体験を早く経験させることで、自己肯定感を高めることが出来る
    • 確かにイベントなど、写真で説明したり何度も声掛けすることで、すんなり入れることもある
  • 成功しなくても、一歩踏み出したこともしっかり認めてあげることで、自己肯定感は高まる
    • いろいろチャレンジしてくれるようになってきた(クイズとか)

療育へ参加した感想

参加した感想

心の底から、参加して良かったと感じました。

参加して良かったと思う理由

良かったと思う理由は大きく4つあります。

  1. 親の思う子どもの特徴と専門家から見る子どもの特徴が可視化出来た
  2. 子どもに対する接し方を学べた
  3. 発達障害に対する考え方を学べた
  4. 親の不安を親身になって聞いてくれた

かずまる
かずまる

以下、順番に詳しく解説しますね

親の思う子どもの特徴と専門家から見る子どもの特徴が可視化出来た

子どもが得意なこと、苦手なことは親でもなんとなく把握できていたのですが、

専門家が見ることで、どういう理由で得意、苦手というのが理解出来ました。

また、自分たちが気づいていない長所も知ることが出来て、

より子どものいい面を見つけることに繋がりました。

子どもに対する接し方を学べた

参加前は、特徴はなんとなく分かっていたものの、どう接するべきなのかは手探りでした。

療育へ参加することで、子どもに対する接し方の手法をいくつか知ることが出来ました。

見立てと自己肯定感といったキーワードも知れたので、

今後の接し方の軸も出来たなと感じます。

発達障害に対する考え方を学べた

発達障害って遺伝なのか、、育て方が悪かったのか、、、

など思うことがあったのですが、全然そんな事はないと言っていただけました。

また、診断を受けても今後子どもが過ごしやすい環境を作るためにどうすればいいか、

未来を向いて考えられるようになりました。

障害と言いつつも、発達に凸凹があるだけで、子どもの得意なところもあるので、

それをしっかり伸ばしてあげるのも大切だと思いました。

親の不安を親身になって聞いてくれた

一番のメリットはこれかもしれません。

正直どう接したら良いのか、親の育て方が悪かったのか、、、

と悩みが尽きなかったですし、

家族以外に誰にも相談出来ずにいました。

素直に悩みを打ち明けても、一度も親を責めず、親身になって心配してくださり、

本当に私達夫婦は救われたと思います。

最後に

我が家が実際に経験した、横浜市の療育のお試しのプログラムのお話でした。

下記横浜市リハビリセンターの「外来療育」に該当するものかと思います。

[ご利用の流れ] 子どものご利用の流れ − 乳幼児への対応 − ユアーズ 横浜市総合リハビリテーションセンター
横浜市総合リハビリテーションセンターは、...

子どもの成長、発達にお悩みの方、

どう接したら良いか分からないという方、

そんなみなさんのヒントになれば幸いです。

是非、いちど近くの保健師さんやソーシャルワーカーさんへ相談し、

療育プログラムを調べてみても良いのではないでしょうか。

上では記載してませんが、

療育へ参加することで、似たような悩みをもつパパママともお話が出来たので、

いろいろと共感しあえて心がすっと軽くなりましたよ。

子育てに悩む方の気持ちが、少しでも軽くなりますように。

療育参加はちょっと・・という方は本でも良いので発達障害について見てみることをオススメします。

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