最近、男性の育休取得が話題になることもしばしばありますね。
どういう風に育休取得するのかは色んな情報が出てきてますね。
個人的には取得の方法と同じぐらい、育休から復帰してどう働くかも大切だと思います。
本記事では、育休から復帰した際の働き方とそれぞれのメリデメ、私自身がどんな選択をしたかを紹介します。
こんな方に是非読んでいただきたいです!
- 育休復帰後の働き方の選択肢を知りたい
- 他の育休を取得したパパが復帰後どうなっているか気になる
- 育休復帰時にどうするか家族で話合うためのネタが欲しい
記事を読んだ後には、
「育休明けの選択肢が増えた」
「我が家に適切な働き方が見えた」
「考え方として参考になった」
という気持ちになっていただけると嬉しいです!
記事の内容の大枠はこちらのTweetでスライドとして紹介しております😁
家庭によって異なる最適解
私自身が育休を取得して復帰した後に、上司といろいろとどんな働き方があるか洗い出しました。
また、働き方別のメリデメも色々と出してみました。
育休復帰後の選択肢が難しいのは「万人に対する正解がない」ことかと思います。
今回、私は以下の6つの選択肢に対して色々検討しました。
育休復帰後の働き方に悩む方、また育休復帰予定の部下から相談を受けている方の参考になると幸いです。
- フル時間正社員 個別配慮なし
- フル時間正社員 個別配慮有り
- 時短正社員
- 育休延長
- パパ休暇活用
- 復帰&休職
どの選択肢にもメリデメがある
フル勤務正社員 配慮なし
メリット
- 収入は最大
- 査定への影響は少ない
- 仕事の成果は感じやすい
デメリット
- 家庭へのコミットは低くなる
- 仕事を頑張ろうとしがち
- ママの負担増・産後鬱、クライシスのリスク大
これは夫婦のどちらかが育休継続し、親など他に頼れる人がいないとなかなかしんどそうだなぁとは思います。
我が家は頼れる先がないので正直この選択肢はないと思いました。
フル勤務正社員 配慮あり
メリット
- 収入は最大
- 限られた時間で成果を出せば査定への影響なし
- 契約でなく配慮なので期間に縛りがない
デメリット
- 配慮による評価ダウンもありうる
- フル勤務前提なので家庭への負担はある程度ある
- 会社によって配慮の幅はある
実は私が最初に復帰した選択肢になります。
ここで言う配慮というのは
- 子ども都合による早退や遅出などが黙認される
- 突発での休みが発生する可能性があることを理解される
- 本来出社すべきだが在宅勤務を認められる
など、仕事を進める上で他の社員と比べて個別事情を考慮されていることを指してます。
何故これを選択したのか、ここから働き方をどう変えたのかは、この後の事例紹介で記載させていただきます。
時短正社員
メリット
メリット
- 家庭へのコミットは増す
- 仕事量がセーブされる
- 育休よりも収入は多くなる
- 仕事を通じて社会との繋がりを感じられる
デメリット
- フル勤務より収入は減る
- 仕事常の役割の見直しが入る可能性もある
- リーダーやMGRでなくなる等
- 一定期間勤務形態を変更出来ない可能性もある
今後はこの選択肢をとる男性も増えてくるのかなぁという印象です。
育休延長
メリット
- 家族へのコミットは最大
- 仕事を気にせず家族を優先できる
- 最も健全に時間を得ることができる
デメリット
- 社会との接点は少ない
- 収入は仕事復帰よりも少ない
- 復帰後のプランが当初の計画とずれるので会社との調整は発生する
正直、延長できるならこの選択肢もありですよね。
収入・貯蓄の状況次第では一番家族に優しい選択肢になると思います。
復帰&復帰後休職になる
メリット
- 仕事と家庭の両立のしんどさが分かる
- 家庭にコミットできる
- 心身を壊さずにすむ
デメリット
- 休職のため、査定に大きな影響を与える
- 収入が減る(傷病手当はもらえる)
- 社会との接点は少なくなる
これは選択肢というより、無理な働き方、復帰をしたら、こういう選択肢しか残らないこともありますよというお話ですね。
休職にならないためにも、無理なく家族が幸せに過ごせる働き方を見つけられるといいですよね。
私の育休復帰時の具体例を紹介
私は約3ヶ月の育休を経て仕事に復帰しました。
上で書いた選択肢でいう「フル勤務正社員 配慮あり」です。
ちなみに私の会社が実施してくれた配慮は下記のようなものです。
- しっかりキャッチアップ期間を設けてくれた
- 勤務時間中の保育園迎えなどの途中抜けを認めてくれた
- 急な休みが発生することも理解してくれた
正直、めっちゃありがたかったし、救われたところもたくさんありました。
ただ、復帰後1ヶ月で「時短正社員」へ切り替える決断をしました。
なので、2021年12月現在、私は7時間勤務の時短社員として仕事をしております。
フル勤務から時短へ切り替えた理由は下記の通りです。
- 妻の産後うつの兆候が強くなった
- 勤怠が想定以上に不安定になった
- リーダーとしての役割があったが、チームにとってボトルネックになりかねないと思った
- 7時間勤務の給与であればどうにかやっていけそう
いろいろ記載してますが、現時点では仕事より家庭に重きを置こうと決断した瞬間でした。
育休を通じて、仕事が好きだという実感も増しておりましたし、もっといい仕事をして社会貢献したいとも思っていたので、かなりしんどい決断ではありました。
時短へ切り替えて感じた大きなメリットはこんな感じです
- 余裕を持って家族と接することが出来た
- 同僚に家族ファーストを伝えやすくなった
- 仕事量がかなり抑えられた
- リーダー業務を他の人に任せることでチームの再現性が高まった
私のように、最初フル時間勤務で復帰するパパも多いと思いますが、家族がしんどい思いをされているなと感じたら、是非時短社員も選択肢としておすすめします。
私の思う、タイプ別おすすめ復帰方法
今回はパパママどちらかが、育休からの復帰するケースを想定しております。
育休復帰時の子どもの年齢は6ヶ月~1歳ごろと仮定します。
日常的に頼れる人がいない、育児対応者がパパママのみ
「育休」×「時短社員」
「育休」×「フル勤務正社員 配慮あり」
このどちらかが良いかなと思います。
正直、二人で子育てに取り組んでもなかなかしんどいときも多いです。
親に余裕を与えるためにも、仕事をひたすら頑張る!というのは一時的に避けた方が良いかと思います。
日常的に頼れる人がいる、育児対応者が3人以上いる
「育休」×「フル勤務正社員 配慮なし」
いま、子どもが産まれた後、無理なく仕事にがっつり復帰できるのはこのケースぐらいではないでしょうか。
パパママの他に日常的に頼れる人が1人以上いれば、思いっきり仕事に打ち込むことは出来るかもしれません。
逆に言うなら、 パパママの他に日常的に頼れる人が1人以上いない場合、
いきなり「フル勤務で配慮なし」の環境に行くのはパパママ双方がしんどくなるかと思います。
最後に
実体験を通じて、男性育休から復帰時の選択肢やメリットデメリットをまとめてみました。
男性育休が増えることは大変喜ばしいことですが、育児は育休明けてからも続きます。
夫婦のキャリアや家庭生活の両方がハッピーになる方法を、
是非、家族や会社と話あって、自分たちに合う働き方を選択していただければと思います。
私が例に挙げた以外の方法を検討した、経験した方がいらっしゃれば、
是非コメントやTwitterのリプで教えていただけると嬉しいです!
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