育休を取得している方や、これから育休の取得を検討している方にとって、
「育児休業給付金、育休手当っていつ手元に入るの?」
「育休に入る前にどれぐらい資金を貯めておかないといけないの?」
と金銭面の悩み、心配はどうしても出てきますよね?
実際、私も初回の育児休業給付金の振込があるまでは、
かなりソワソワして心配しておりました。
今回はそんな悩みに対して、いつ、いくら入るのかという回答を記事にまとめてみました。
- 育休取得を検討中のパパママ
- いつ、いくら入るのか分からない方
- 何ヶ月分の生活資金を貯めておくといいか知りたい方
育児休業給付金の初回受け取りはいつ?
多くの人が気になるところですよね、まず、結論から述べますと
「育休開始から3ヶ月後」というのが目安になります。
育児休業給付金は会社からではなく、ハローワークから支払われます。
支払いは2ヶ月単位で実施されます。
そのため、育休開始2ヶ月後ぐらいからざっくり下記のフローが開始します。
- 育休開始月育休スタート
- 育休が開始
- 育休2ヶ月会社がハローワークへ申請
- 二ヶ月分の育休実績や支払額をまとめて申請
- 育休3ヶ月ハローワーク内の処理
- 会社の提出を元にハローワークにて処理
- 育休3ヶ月ハローワークから会社へ通知
- 給付認定の通知連絡
- その後、会社から個人へ連絡
- 育休3ヶ月
~4ヶ月育児休業給付金が振り込まれる- 振り込み元は会社ではなくハローワーク
こちらのタイムラインを見ていただくと分かるように、
育休の2ヶ月間+手続き1ヶ月の3ヶ月後というのが目安になります。
1ヶ月や2週間など、2ヶ月に満たない場合はもっと早く支給されると思いますので、
実際に取得した期間+ 手続き1ヶ月 というのを目安にしてみると良いと思います。
おそらく自分たちと会社の努力で期間を短く出来るのは1の部分のみかと思います。
気になる方は会社の担当の方にいつごろ提出するのか確認してみましょう。
ここでは2ヶ月以上育休を取得する方を例に記載してますが、
2ヶ月未満の場合は育休終了時に会社からハローワークへ申請してもらえるか確認してみましょう。
育児休業給付金はいくら支払われるのか
支給額については育休の期間によって変動します。
前提知識:休業開始時賃金の日額について
支給額の計算に使われる、休業開始時賃金についての説明です。
育児休業開始時賃金日額とは、事業主の提出する「休業開始時賃金月額証明書」にある金額の休業開始前の6ヶ月の賃金を180(6ヶ月×30日)で割った金額です。
https://kosodatetown.mamafre.jp/wm/houritsukouza-009/ より
うちの妻は産休育休前に数ヶ月休職をしていたのですが、上記の期間は休職期間を除いて算出されていました。
つまり、給料を受け取っている期間で6ヶ月をカウントしてくれておりました。
育休取得から6カ月間の支払額
休業開始時賃金の日額×支給日数×67%
賃金日額が1万円の人の場合だと、1万円×30日×67%=20万1,000円
大体手取りで計算すると8割ぐらいになると言われております。
育休取得から6ヶ月以降の支払額
休業開始時賃金の日額×支給日数×50%
賃金日額が1万円の人の場合だと、1万円×30日×50%=15万円
支給額の上限もある
育休に入る前の報酬が456,300円を超えていた場合、受け取れる給付金の上限は305,721円となります。
つまり、育休前にがっつり稼いでいた方は大きく収入が減る可能性もございます。
上限額今後見直して欲しいところですよね・・・
私の育休手当実例(いつ、いくら支払われた?)
私自身、2021年6月15日~2021年8月31日まで育休を取得しておりました。
育児休業給付金の処理は2ヶ月毎なので、2回に分けて支給されます。
それぞれの期間は下記の通りでした。
1回目の支給対象:2021年6月15日~8月14日
2回目の支給対象:2021年8月15日~8月31日
「2021年6月15日~8月14日」の育児休業給付金が振り込まれたのは、
2021年9月3日でした。
おそらくかなり早い部類だと思います。
迅速に処理してくださった、会社やハローワークの方に感謝です。
ちなみに金額については、昨年頑張って昇給したこともあって、上限の305,721円でした。
もうちょっと欲しかったなぁ・・・笑
手取りの8割で目論んでいると、想定よりも低い金額になってしまいます。
私の場合は上限の存在を認識していたため、そこまで精神的に打撃はなかったです。
結局どれぐらいの生活資金があると安心?
ポイントをざっとまとめてみました。
- 初回支給は育休開始から約3ヶ月後
- 支給額は手取り計算で大体8割ぐらい(算出式は下記)
- 休業開始時賃金の日額×支給日数×67%(~6ヶ月)
- 休業開始時賃金の日額×支給日数×50%(6ヶ月~)
- 支給額の上限があるため高所得者は収入が激減する可能性も有
私の場合、育休開始から2ヶ月半以上もの間、育児休業給付金の振り込みはありませんでした。
育休入る前の給与も途中で振り込まれたため、実際に無給期間は1ヶ月ほどでしたが、貯金がすり減っていく様子はあまり精神衛生上よくないです。
余裕を持って、3ヶ月分の生活資金を残した状態で育休に入ることをオススメします。
お金の心配はあると思いますが、男性の育休にはメリットも沢山ありますよ。
ぜひ、金銭的な心配を減らしつつ、素敵な育休ライフをお過ごしください。
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