「男性育休って、所属企業や同僚に負担かけるものでしょ。」
そんなことを言われて取得を悩んでいるパパや、
パパの会社での立場を気にして育休とって欲しいと言い出せないママいませんか?
しかし、本当に迷惑でしかないのでしょうか。
本記事では、男性育休に関わる、
企業、本人、同僚における中長期視点を交えたメリットをご紹介します。
- 育休のメリットは中長期視点を加味して考えるべき
- 中長期視点を持てば、企業、本人、同僚の三者のメリットにもなる
- いまなら男性育休取得により企業が補助金を得られる可能性も
お時間のない方はぜひ下記のTweetのスライドをご覧ください👇 👇
男性育休における企業のメリット
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![かずまる](https://i0.wp.com/kazumarukosodatehacks.com/wp-content/uploads/2021/08/youngman_34.png?w=1256&ssl=1)
企業のメリットは外向きのブランディングや働く人の満足度など結構大きいと思うんだ
従業員定着度の向上
コロナ渦で里帰り出産が難しくなったり、
パパママの両親が遠方・高齢という理由で、
子育てを頼れない家族が増えてくるかと思います。
そんな状況では、パパがどれだけ家庭にコミットできるかが重要になってきます。
男性育休が取得できる、取得しやすい企業であれば、
従業員も安心してその企業で働き続けることができますよね。
ライフイベントに伴う離職低下が期待できますので、
長期的な人材育成が可能となります。
また、従業員の家族に寄り添うことで、
家族からの仕事の応援を受けることもありそうです。
企業イメージ向上
法改正などで、男性育休に関する注目度が少しずつ上ってきております。
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新卒で就職活動をする学生、転職を考えている若者、これから子育てを計画している夫婦など、
男性が育休を取得しやすい企業か否かが今まで以上に問われることになります。
現在、男性育休の取得率は12.65%とのこと、まだまだ少数派ですよね。
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裏を返せば、男性育休が取得できるという環境は強い差別化ポイントになるということです。
周りがやっていないから、うちの会社も推奨したくないではなく、
周りがやっていないからこそ、推奨していくことで、人材を大切にしていることを伝えられるようになると思います。
家族思いの優秀な人材に入社してもらえると嬉しいですよね。
属人的業務解消のきっかけ
男性育休に限らない話にはなるのですが、一時的にも人が抜けるので、
「その人しかできない仕事」をなくしていく必要があります。
育休を取得する人が多い職場になればなるほど、
日頃から業務をカバーしあえる体制にしておかなければ、
引き継ぎにとても苦労することになります。
企業としては、特定の個人に頼り切りになることが、業務停止のリスクに直結することもあるので、
この属人化解消というのは業務停止リスクに対する予防策としても効果的となります。
男性育休における本人のメリット
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家族への貢献
これは言わずもがなでしょう!何のための育休かと言えば、「家族のため」です。
たまに、自己研鑽のための育休にするという方もいらっしゃるようですが、
まずは家族への貢献を第一に考えてください。
貢献するための時間はたくさんありますよ☺
👇こちらの記事では私の体験を元にした、家族貢献におけるメリットの詳細を記載してます!
業務棚卸による効率化
企業メリットとも被るのですが、誰かに業務を引き継ぐため、
一度業務の棚卸しをして可視化する必要があります。
その際に、実は不要な業務や非効率的な業務も見つけられるため、
結果的に業務を捨てたり、効率化を検討して引き継ぐことも多いです。
よって、引き継ぐまでの期間や、仮に復帰した後には業務が効率化される効果が期待できます。
キャリアの見直し
育休に入ることで、今まで以上に家族に向き合う時間が増えると思います。
仕事でどれだけ成果を上げるかに注力していたパパも、
今後、どういう優先順位をつけて仕事と家庭に向き合うのかを考えることもあると思います。
子どもが○歳になるまでは、仕事と家庭を半分ずつにして、
少し手が離れるタイミングで仕事のギアを上げるなど、
今後どういう働き方をするか考える良いきっかけになると思います。
男性育休における同僚のメリット
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![かずまる](https://i0.wp.com/kazumarukosodatehacks.com/wp-content/uploads/2021/08/youngman_34.png?w=1256&ssl=1)
育休を取った人が言うのもなんだか気が引けるけど、同僚もメリットがあるはず。
大前提として、同僚には感謝を伝えておくことが大切だよ。
付加価値を得るチャンス
育休に入る人が担っていた業務を巻き取るということは、
自分が出す成果の量も必然的に増えるかと思います。
業務の量が増えるため、負荷も高まりますが、成果の量を増やすチャンスではあります。
誰かが実施している業務であるため、自分で何か新たな方法を生み出す必要はないですし、
何より他の人の視点を当事者として知ることができるので、仕事の幅も広がるかと思います。
そんな状態であれば、給与改定などの場で大きくアピールすることができるはずですよね。
ポジションを得るチャンス
育休に入る人がリーダーやマネージャーといった役割を担っている場合、
代わりを担う人にとってはチャンスになります。
リーダーやマネージャーの視点を経験できますし、
そこで成果を出せば、リーダー・マネージャーを遂行できる人材として、
組織に評価されることもあると思います。
任された場合は滅多にないチャンスだと思い、
ひとつ上の視座で物事を考えるトレーニングをしてみれば良いと思います。
ロールモデルの可視化
自身も結婚や出産、子育てを考えている際に、
その会社でライフイベントを経るとどんなキャリア、働き方が待っているのか気になると思います。
育休を取得している男性が身近にいる会社であれば、
その人に育休中の過ごし方や仕事との両立方法など、相談しやすいですよね。
自分が将来辿るかもしれない姿があると思うと、
所属している会社での過ごし方が見えてきますよね。
最後に
男性育休に関するメリットをいろんな立場で記載してみました。
せっかく新しい命を迎えるのであれば、色んな人が祝福した状態でありたいですよね。
もし、所属企業で育休取得に乗り気じゃない上司がいる場合は、
中長期視点でのメリットも引き合いに出して、
お互いWinWinに感じられるようになると幸いです。
また、今だと男性育休を取得した企業に対して、補助金が出るようです。
企業に対してはこういうところもメリットとして伝えられると良いですね。
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