皆さんはお子さんが「どんな風に育ってほしい!」という理想像はありますか?
私は、チャレンジし続けられる子どもに育って欲しいと思ってます。
おそらく多くの方が同じような理想を描いているのではと思います。
でも実際には、こんな悩みありませんか?
- 褒め方、声掛けが分からない
- つい叱ってしまう
- 褒め方が「凄いね、偉いね」のみ
これらの悩み、実はアドラー心理学の「勇気づけ」で解決出来てしまいます!
本記事では、アドラー心理学の勇気づけと子育ての取り入れ方について紹介させていただきます。
本記事を読むことで是非、下記のイメージが湧いていただけると幸いです!
- 子どもに勇気を与える接し方
- 褒めるべきなのか、勇気を与えるべきなのか
- 褒め方によっては褒めるデメリットもある
- 子育てに使える勇気づけの言葉
ちなみに、アドラー心理学では、勇気づけの効果として、こういう事が言われております。
勇気づけにより、困難を乗り越える力を身につける事ができる、困難を乗り越えようと考えるようになる
困難を乗り越える力を身につけることで、積極的に物事に取り組めるようになりそうですね。
まさに求めていた答えがここにありそうです。
ではここから、勇気づけについて見ていきましょう。
勇気づけの特徴とは

勇気付けって褒めることと何か違うのかな?
まず、子育てへ取り入れる前に、勇気づけとは何かを褒める事と比較して紹介します。
褒めの特徴
- 立場が上から下に向かっている
- 褒められることが行動の目的になる
- 貢献や結果に対する言葉になる
- 相手を自分の期待する状態にする
褒めるというのは「親→子」、「上司→部下」のようにタテの関係が生まれがちです。
タテの関係になると支配・依存の人間関係が出来上がってしまいます。
勇気づけの特徴
- 立場が対応である
- 他者貢献からの感謝が行動の目的になる
- プロセスに対する言葉になる
- 相手のありのままを受け入れる
一方、勇気づけで重要なのは、相手との間に「相互尊敬・信頼」を築いた上で、相手の「ありのまま」受け入れることになります。
すなわち、ヨコの関係が必要になってきます。

褒めのリスク

確かに上から目線で言われてもモヤっとしちゃうなぁ・・
間違った褒めかたをしてしまうと、いくつかのリスクが発生します。
失敗を恐れず、チャレンジして欲しいという思いとは裏腹な影響を与えてしまうこともあります。
- 結果や人の性質に着目しがち
- 失敗を恐れるようになる
- 達成した結果に対して「褒められる」
- だからこそ達成できないことや挑戦をしない
- 指示待ち人間になる
褒めることを繰り返した結果、こうなってしまっては本末転倒ですよね・・
勇気づけを子育てに取り入れる3つのポイント

勇気づけを子育てへ取り入れる際に気をつけるところはどういうところにあるのでしょうか?
ポイントは大きく3つあります。
- 結果ではなく過程に着目する
- 親が子どもに対して自分の気持も伝える
- ありのままの子どもを受け入れる

ここからポイントに対して説明するよ
何故、「結果ではなく過程に着目する」の?
結果に着目した場合、上手く行かなかった際に結果だけを切り取って、
「自分はダメだった・・・」
「失敗した、自分は価値がない・・」
という捉えてしまいます。
また、上手くいく事にしか取り組まなくなり、困難から逃げる癖がついてしまいます。
一方、過程に着目した場合、上手く行かない場合も、
過程に着目することで、「工夫した点」「上手くいった点」「改善すべき点」などが明確になり、次に向かう活力に繋がります。
いい結果が出た場合の過程も覚えることで、成功への再現性も高まりますね。
仮に結果が出なかった場合でも、過程に興味を持ってもらえることで、子どもは挑戦する意欲を持つことができます
また、いつも過程を見ているよと伝えることで、子どもに安心感を与えることにもつながります。
何故、「親が子どもに対して自分の気持ちも伝える」の?
親が子どもに対して素直な気持ちを伝えることで、子どもにとっては「パパの考えはこうなんだ」「ママはこういう時に嬉しく思うんだ」ということを学ぶ機会になります。
例えば、片付けをして欲しいときには、何故親が片付けて欲しいのかをきちんと伝えることが重要です。
物事の目的・理由を把握することで、子どもは自分の行動が何かの役に立つを考え、実行に移すことにつなげられます。
親の考えを伝えることで「自分で動いて良いんだ」「自分がやると誰かに感謝される」と感じ、行動へ転換しやすくなるでしょう。
何故、「ありのままの子どもを受け入れる」の?
ときには上手くいかなかったり、失敗することもあります。
そのときに、まずは上手くいかなかった事実を一緒に受け止め、寄り添い、次に向けてどうすべきかを一緒に考えることが大切です。
子どもも含めて人間というのは不完全な存在です。
親がこのありのままの子どもを受け入れられないと、
子どもは壁にぶち当たったときに親に頼れず、1人で抱え込んでしまうかもしれません。
子どもが安心して挑戦できるよう、親はどんな結果であれ子どもを受け入れ、
その過程を見るというスタンスが重要なのです。
具体的に勇気づけを子育てにどう取り入れるのか
何かをお願いしたいとき
例えば、片付けをして欲しい時なんかは
「片付けしなさい!」「部屋が汚いでしょ!」と言うのではなく、
「きれいなお部屋で過ごしたいな」
「〇〇ちゃんがおもちゃを踏まないようにきれいにしてあげて欲しいな」
といったように、親の気持ちと理由をきちんと伝えてあげましょう

確かに、やって嬉しいことを言われるとやる気出るよね!
なにかに挑戦しようとしているとき
「手伝ってあげるよ」「こうやればいいよ」といきなり声を掛けるのではなく、まずは挑戦する様子を見てみましょう。
ひとしきり試したところで、結果に着目せず、頑張ったポイントを確認し、認めましょう。
「〇〇工夫したね」や「〇〇は前より上手に出来ていたね」等。
「どういう工夫をした?」や「何を考えてこうやったの?」と聞くのも良いかもしれません。
また、挑戦する前には「何かあったら支援する」ということを伝えておくのも、日頃の関係づくりで重要です。

頑張ったところを見てもらえると嬉しいよね!
チャレンジ精神を育む勇気づけのまとめ

ここまでをおさらいするよ!
勇気づけを日頃から意識することで、
子どもの「自信・自立心」を育てることに繋がります。
勇気づけのポイントはこんなところです。
- 結果ではなく過程に着目する
- 親が子どもに対して自分の気持も伝える
- ありのままの子どもを受け入れる
皆さんにとって、日々の声掛け、接し方の参考になると幸いです。
勇気づけは僕がアドラー心理学に触れて、とても共感した考え方です。
是非、もっと詳しく知りたい方は書籍を読んで見ることをおすすめします!
ベストセラーはこちら👇
- 対話形式で物語が進むので引き込まれる
- 読者の疑問点が対話の中で出てきて解決されるため、頭に入りやすい
- アドラー心理学が体系的に理解出来る
この本を読むと、アドラー心理学で大事にされるポイントがざっくり分かると思います。
子育てや仕事に活かせる内容も多いのでオススメです!
子育てに寄り添ったアドラー心理学の解説はこちら👇
褒め方についてはこちらの記事でも紹介してます!
\ブログランキング参加しました!応援よろしくおねがいします/

にほんブログ村

人気ブログランキング
コメント